カマキリとコケ彫刻
工事用コケ看板が完成
日本ではじめて工事現場用コケの看板が出来上がった。出入り口は大型のダンプカーの轟音と重機が立ち並ぶ。そんな環境にコケは潤いと癒しを提供し、そしてなによりもCO2の吸着に役立っている。どんどんと街中へもコケ飾りが増える事を願っている。慈しめる環境と優しさにあふれる人の心が今ほど求めらる時代はないのでは?
バッタとお経
今日は10月1日。衣替えの季節だ。ほんの、この間まで「暑い暑い!!」と言っていたのが嘘のようだ。事務所前の「Marbleの月」にも、かの「バッタの子供」が今年も何処からともなくやってきていた。苔と真っ白い大理石の間を戯れている。いやはや、こんな平和な時間の中にいると、ふっ!と京都東山にある永観堂での修学時代を思い出す。漢文だらけのお経から逃れる為にそっと寺院を抜け出し、哲学の道を散策した頃と。「独生独死独去独来」浄土教の三部経の一節を思い出した、、、、。
小さな来訪者
突然に事務所前にある「Originの樹」の原型にカマキリがやってきた。なにやらびっくりしているような様子だった。1年を通してときおり小さな来訪者がこの作品へやってくる。蜂が蜜を求めるように彼らは苔作品になにかを求めているらしい。科学的にその訳を知ることはさほど難しいことではないが、野暮な詮索はやめてしばらく小さいな生き物達のいる作品と共生してみよう。つかのまの平和な空気が漂っているようだ。こんなパブリックアートが街角に存在するとしたら、どんなにかすばらしいことではないだろうか、、、、
パブリックアートとモスフラットの原型小話!!
1998年成田空港でコケ基盤の先駆けとして採用されたモスフラットの原型だ。当時は、スナゴケの種もほとんど知られていなかった。このスナゴケを素材としたパブリックアートの提唱を事あるごとにサンプルも持ち歩いた。ところ構わずプレゼンをしては酒の肴にもなった。すでに懐かしい思い出だが、この国の環境問題もそろそろ本格化し始めたのだろうか、、、、、、?
呼吸する彫刻について2
作品のコンセプト
私は「自然と人間(人工)のコラボレート(共同作業)」から生まれる、新しい生命体とも言うべき「呼吸する彫刻」の制作を創作の基本としています。副材(ステン)と主材(コケ)の関係が、自然の砂とか岩盤を基盤として生育しているコケの関係と同じであり、その条件こそ作品が成立するもっとも重要な構成要素であります。強いてはその一体化した作品の関係性に委ねることがコンセプトでもある訳です。21世紀型のアートとして、環境に優しくエコ心を惹起できる癒しが充満するエコアートでありたいと念願しています。
作品のメッセージ
作品が成立する主材である「苔植物」そのものが発信するメッセージ性に強く委ねています。4億年前にこの地球の陸上に生れた最初の植物がコケだと言われ、その生態は他の植物とは著しく異なる進化を遂げました。誕生まもない太古の無機質な陸上に生きるその生命力は、他の生命を育む生態系の基盤の役割にもなりました。二酸化炭素が現代の20倍と言われていた環境に適応できる頑健な強い種になりました。そして世代交代を繰り返したその遺伝子は、途絶える事なく進化を遂げながら今日まで受け継がれています。現代の地球環境にそのコケ植物が絶滅種にならない事を危惧しながら人間と共に共生できる環境を守りたいと願っています。私の呼吸する作品は、そんなコケが現代社会が生み出す工業製品と融合した新しい生命体でもある訳です。悠久の古代生命と最新の現代社会の「ものたち」とのコラボレートから生れる世界は、まさに太古と現代が時空を超えて相即されてこそ生れるメッセージだと考えます。
作品の用途及び目的、制作の経緯
作品は工業製品の金属(副材)と生きたコケ植物(主材)を融合させたエコアート(Earth-Work.)であり、環境心を惹起する新しいスタイルの生命が宿る公共芸術(Public-Art)でもあります。素材のコケは設置される環境に適応して周辺の生態系回復のきっかけとか、コケ特有の蒸散作用と二酸化炭素の永久固定による機能性を保持しながら環境に優しく生長します。そして潤いのある癒しとエコ心を促す空間を提供します。点景としての役割からエコロジカルな景観の演出にも貢献できます。
<構造について>この作品は和風建築の障子とか、日本文化の特質でもある風呂敷などのように設置空間の規模に応じて、自由自在にボルトナットにより形を組み立てられます。
<鏡面ステンレスについて>仕上げはスナゴケの育成に必要な太陽光を充分に取り入れるために意匠性より機能性を重視して光合成の補助効果を狙ったミラー仕上げになっています。
<コケの管理について>設置環境にコケは自らの適応能力により生育します。管理不要ですが、必要に応じて取替えは可能です。各金属エレメント内のコケ部分は等分割した構造で脱着が自由になっています。
<コケ&ステンレスについて>コケ(蘚苔類植物・スナゴケ)は、太陽光と雨水のあたる無機質な基盤の環境であれば生育します。ステンレス(SUS304仕様)は、コケの生育基盤に適しています。
<スナゴケについて>スナゴケの学名はRacomitrium canescensと言います。
[分類] 蘚類(せんるい)[草丈] 0.5~5㎝ 条件が合えば最長10cm [生育場所] 日当たりの良い乾いた岩上、砂地 [分布] 在来種 本州、四国、九州、沖縄、近縁種では海外にも分布します。
制作の経緯としては、40年あまり前から通常の彫刻家として制作をしていましたが、平行して表現の素材としてコケの研究をはじめていました。当時はまだ環境問題はあまり言われませんでしたが、周辺の空間を作品に取り込んだ環境彫刻を意識しはじめていました。当時はEarth-Workの概念が米国から発信されていましたが、思えば現在のエコアートのはじまりだったと考えます。環境彫刻からアースワークへ、そしてエコ彫刻へと、作品は自然に時代と共に進化しました。地球環境の悪化に役立つ彫刻作品の創作欲に駆られるなか、生きた化石とも言われたり地球の表皮とも評されるコケ植物の特異な植物生理の研究に没頭した結果、既存の彫刻素材にコケが自然に育成する固定化技術も完成しました。それは結果的に特許技術の開発でもあり、コケ緑化の開発に少しは貢献できたようです。そして作品とコケ緑化が一体化したエコ・エリアの誕生を切望しています。
そして、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
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苔飾りが新聞掲載-大阪
久しぶりに神戸新聞に掲載された「苔飾り」。
文化性が求められる緑化に期待したい!
環境に優しい「置き庭」アート空間 の提案
近年、床の間空間がなくなってきた。
ひきかえ置き床の商品化が活発化している。
床板を引いて床の間を見立てた。
本来の日本建築には大切な聖なる空間を
残そうと私たちの知恵の結晶だろう。
そこで、、、私も彫刻家として、、、
庭の様式も同様に西洋化するなか「置き庭」
なるものもあってもいいのではと思いついた。
ちょうど屋上緑化など環境緑化が盛んな中、
ベランダとか屋上に苔のある置き庭なる世界があってもいいのではないかと、、、、、
夢前町炭焼窯初焼き
やっと炭焼の初焼きがはじまった。
送風機の音と煙が立ち込めるなか、
ある臨場感が漂うなかで事は進んだ、、、、。
窯だしが楽しみだ、、、
立売堀苔飾り
本日、モスネット協会大阪旭支部の日本グリーン開発株式会社グループの「苔飾り」が完成した。
環境に優しく心に潤い感が生まれる新しい緑化の試みである。看板機能もそなえた壁面緑化でもある。詳しくは協会本部あるいは大阪旭支部まで。
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